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横尾弘一の「野球とともに生きている」season3
ファウルグラウンドを準備に使うのは、日本独自のいい文化だと思っていたけど
そもそも、日本とアメリカの野球文化には異なる点が多い。

球場の造りもそのひとつ。

アメリカの球場は「試合をするところ」。

もちろん、高校や大学の球場は練習もするけれど、

一番の目的はリーグ戦や対抗戦を実施するためにあり、

従ってスタンドなども完備している。

そして、観客に臨場感を味わってもらおうと、

できる限りファウルグラウンドは狭くなっている。

それに対して、日本の野球場は「練習もするところ」。

学校のグラウンドだけではなく、市営球場も

練習に使えるよう、ファウルグラウンドは

できる限り広く作ってある。

このように、球場というものに対する考え方の違いがある。

また、投手は常に肩を冷やさないようにという日本、

試合ではない場面で無駄なエネルギーを使わないというアメリカ。

ファウルグラウンドの広さと、スポーツにおける準備の

基本的な考え方の違いが、ファウルグラウンドで

キャッチボールをするかどうかという行動の根源にある。

ファウルグラウンドでキャッチボールなどしないよね、

というアメリカが作った野球規則を、歴史的な背景を考慮せず、

ただ文面だけ日本も取り入れようとすると、

今回のようになるわけ。

「日本は長い間、野球規則に反してきたから、それを正すのです」

それでは、あまりに説得力がないと思いませんか?

だって、昭和初期に造られた道路が、改良や補修を重ねて

現代は高速道として使われているのに、造った時の規定に戻して

制限速度を40km/hに徹底しますと言っているのと同じだから。

規則が何でも正しいわけではない。

おかしな規則は正さなければいけない。

事実、アメリカから来日したプロ選手に中には、

ファウルグラウンドで準備をする日本のスタイルを

合理的だと考えている人も少なくない。

だから、プロ野球は当然、反対するよな。

では、なぜ社会人野球の監督たちは、選手たちは

声を上げないのだろう。

国際基準というのなら、国際大会のときだけ

対応すればいいのでは?

都市対抗の優勝チームは世界一決定戦に進むんでしたっけ?

ドメスティックな存在である都市対抗に、

なぜ国際基準が必要なんだ?

日本人は、先人の時代から知恵を絞って得てきたいい文化を、

なぜ自ら手放すことがあるのかな。

自動車の左側通行は頑として変えないのに。

つくづく、不思議な民族だと思います。

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テーマ:社会人野球 - ジャンル:スポーツ

コメント
コメント
全くそのとおりだと思います。
このような意見がほとんど聞かれない風潮も何だかおかしい気がします。
2019/01/18(金) 22:25:16 | URL | あまちゃん #- [ 編集 ]
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