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横尾弘一の「野球とともに生きている」season3
大野道夫先生ありがとうございました
高校時代の野球部監督だった大野道夫先生が無事にご定年を迎えられ、

OBが一堂に会する感謝の会。

原稿執筆に朝までかかり、フラフラで床に就いたので

起きられるか心配でしたが、どうにか起きて出席しました。

大野道夫先生感謝の会

立教大学第一食堂。懐かしかったなぁ。

僕は高校時代、毎日のように「何でおまえは下手クソなんだ」と言われ続けました。

それで、一度だけ言い返したことがあります。

「下手なのはわかっています。上手くなりたくて練習しているんだから上手くしてください」

そうしたら、シートノックから引っ張り出され、ファウルグラウンドで個人ノックを1時間。

大野先生は「どうだ、わかったか」と仰っていましたが、何もわかりませんでした。

結局、何を教わったのかわからなかったのですが、社会に出て、この仕事に就き、

落合博満さんと出会ってしばらく経った頃、落合さんからこう言われました。

「おまえは野球をよくわかっている。おまえに野球を教えてくれた人に感謝しなきゃな」

そうなのです。僕がわかっていなかっただけで、

大野先生は色々なことをちゃんと教えて下さっていたんです。

今だからわかります。

学ぶというのは、教わることではなく、自分から学び取ることだと。

「教えてください」だけじゃ社会は生き抜けない。

そのことを言葉ではなく、毎日同じ時間を共有することで、また自分の姿を見せることで

教えて下さった大野先生には深く感謝しています。

この仕事で、僕は恐らく1000名近くの指導者から話を聞いています。

大野先生よりチーム作りの上手い監督はいくらでもいるし、

大野先生より上手く選手を育てる監督もたくさんいます。

でも、大野先生より生徒に愛情を持ってぶつかる監督には、まだひとりも出会っていません。

それが、僕にとって一番の幸運だったと思っています。

高校野球の目的が甲子園に出場することなら、大野先生の41年間に顕著な実績はありません。

でも、高校野球の目的が、自分が必死に努力した結果を正面から受け止める、

すなわち、一人前の男になる準備にしっかり取り組むことだとすれば、

大野先生は日本一の監督だったと思います。

それを今日、教え子である先輩や後輩たちの姿を見て確信しました。

そして、僕にとってもそういう3年間でよかった。

ありがとうございました。

いつか、大野先生の生き様を文字に紡いで恩返しします。



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