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横尾弘一の「野球とともに生きている」season3
正直なのはいいことだけど
夏の甲子園をテレビで観戦していると、

「最近の高校生は正直になったなぁ」と思います。

悔しい敗戦の直後でもしっかりインタビューに答えるし、

辛い質問をされても自分の思いを口にする。

「甲子園の雰囲気に呑まれました」

「正直言って頭が真っ白になりました」

とても素直でいいと思うけれど、性格が屈折したオジサンはテレビに突っ込みます。

「雰囲気に呑まれないよう準備をすべきだろう」

「頭が真っ白にならないように練習しなきゃダメだよ」

自分の思いを正直に話すのは、人間として大切なことです。

でも、高校野球とはいえ勝負事に身を置いている時は、

虚勢を張ったり、強がったり、本音を隠してもいいんじゃないかな。

僕らの時代は、仲間うちでは「緊張して死にそう」とか言っていても、

それを記者には絶対に言わなかったし、「余裕で勝ちます」なんて

思ってもいないことさえ口にしていました。

そして、言ったことを実行しないと恥ずかしぞ、と自分にプレッシャーをかけ、

何とか普段の、できれば普段以上の力を出そうとしていました。

やっぱりトップアスリートの影響だろうな。

オリンピックで期待されたメダルに届かなかった直後、

「十分に楽しめたから満足です」なんて言っちゃうのを見ているから。

個人的には、取材をするのが億劫に感じるような

ビッグマウスで近寄り難い高校球児の出現を楽しみにしています。

何かと言えば、すぐに叩かれる嫌な世の中になったけれど、

高校生の強がりくらい聞いてやらないとね。

エラーやボーンヘッドまで美談仕立てになると、ちょっと気持ち悪いし。



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