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横尾弘一の「野球とともに生きている」season4
落合監督の“昭和式”采配が炸裂
今日の阪神戦は、先発の吉見一起投手が

8回途中まで3失点で力投しましたが、

1-3で3タテはなりませんでした。

でも、7回表の攻撃でも、二死走者なしとはいえ

吉見投手に代打を送らなかったのが、

落合博満監督が信念としている采配ですよね。

僕は“昭和式采配”と呼んでいるのですが、

80年代前半くらいまで、先発投手は簡単に交代させず、

試合の勝敗を背負わせて真のエースに成熟させるという

野球が大切にされてきました。

ですが、分業制が盛んになると、先発は6回まで頑張ればという

クオリティ・スタートの考え方がアメリカから入ってきて、

優秀なリリーバーが台頭するのと引き換えに20勝投手が

ほとんど見られなくなりました。

古いと言われるでしょうが、やっぱり野球は先発完投。

その能力を備えたスターターが複数いるチームがペナントに近づく。

ダルビッシュ有、涌井秀章、成瀬善久、田中将大、前田健太と、

真のエース(候補も含む)はパ・リーグに多いけど、

これには代打を送られて交代することがないという背景もありますよね。

そうした環境の中で、どうしてもセ・リーグの投手はひ弱になりがち。

完投するためには、送りバントや打力も磨いておこうとする

投手も少なくなってしまいます。だからこそ、こうやって真のエースを

台頭させようとする落合監督の考え方に共感します。

「ここで代打を送ったら、今日のおまえに勝ち星はつかないけどいいのか?」

その問いかけに「はい」という投手はプロにはいないはず。

調子は最悪の中、それでも8回途中まで投げ抜き、

「今日は僕のせいで負けました」

そう言える吉見投手が僕は好きです。本当にプロらしいと思います。

右ヒジの手術明けで手探りでの投球を続けてきましたけど、

これでビシッと投げていく自信もついたでしょうね。

先週末、JR九州の吉田博之監督から選手を育てることの本質を伺い、

とても勉強になりましたが、落合監督の采配も、

選手を大成させたいという思いが伝わってきます。

先日、お話した際に、落合監督に伺いました。

「監督としての一番の喜びは何ですか?」

落合監督は優しい目をして、でも、きっぱりと言いました。

「ドラゴンズのユニフォームを着ているすべての選手が一流になること」



「でもな、それが現実にならないこともわかっているから辛いんだよなぁ」



今日の阪神戦は悔しい負けでしたが、僕はプロ野球の試合として

大満足でした。落合監督には、こういう野球を続けてもらいたいですね。

鱸のソテー・ラタトゥーユ添え

夕食は、カミさん手作りの鱸のソテー・ラタトゥーユ添え。

美味かったぁ。
コメント
コメント
辛い場面を乗り越えるのが成長とロマンかと思います!
私も昭和型、先発完投型が投手を伸ばすと思います!パ・リーグが強いのもそこにあります!
投手は中4日なら6回でいいですが、中6日なら完投して欲しいです!
昔は苦しい場面で、ファンが祈るような気持ちで投手を見守って、ピンチを抑えた時にファンも苦しみを乗り越え、感動すると言うシーンが多く、ファンも投手も育って行きましたが、今は…
エースには未だに完投を求めたいですね!
2011/05/16(月) 00:41:20 | URL | サミーレック #79D/WHSg [ 編集 ]
Re:辛い場面を乗り越えるのが成長とロマンかと思います!(05/15)
サミーレックさん

社会人で言えば、優勝した年の田澤純一投手、
現在ならJR九州の濱野雅慎投手に
昭和の匂いを感じております。
2011/05/22(日) 01:56:56 | URL | 横尾弘一 #79D/WHSg [ 編集 ]
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